アザラシヴィリの「無言歌」について 〜 原曲は "Dgeebi Midian"

2016.02.28 Sunday

0

    ・ヴァージャ・アザラシヴィリ/無言歌
     サンクト・ペテルブルク・チェロ・アンサンブル

     →詳細はコチラ(Tower/HMV)

     


    ・ヴァージャ・アザラシヴィリ Vaja Azarashvili











     

     今日のNHK-FMの「きらクラ」では指揮者の山田和樹が出演し、その最後には彼が指揮者を目指したきっかけとなったというアザラシヴィリの「無言歌」が放送されました。演奏は、この曲を日本で広めたサンクト・ペテルスブルグ・チェロ・アンサンブルのCD。

      「無言歌」については、私は当ブログで何度も記して来ました。

     私も、1993年頃でしたか、まさに山田が聴いたという同じCDにすっかり魅了されました。そして、アレンジされる前の原曲、つまり歌詞がついていて歌手が歌っているのを聴いてみたいと思っていたのですが、たまたま見たグルジアのバレエ学校について取り上げた番組でBGMとして「歌つき」の曲として流れたのを聴いたのがきっかけで、ずっと原曲探しの旅を続けていました。何しろ資料がまったくないので旅は難航しました。

     そして最近、ようやく、YouTubeで答えを見つけました。

     動画を検索していたら、アザラシヴィリの「無言歌」は、もとは"Dgeebi Midian"というタイトルの歌で、Moris Potskhishviliという人が歌詞を書いたらしいということを偶然知ることができたのです。タイトルをGoogleで検索してみると、この"Dgeebi midian"というのは、英語では"The day has passed"とあるので、「過ぎ去った日々」とか「日々は過ぎて」とかそんな感じでしょうか。

     とにかくセンチメンタルで美しい音楽ですから、グルジアの人たちにはとても親しまれている歌のようです。YouTubeでこのタイトルを検索してみると、プロ、アマ問わず、老若男女が心をこめて歌っている動画が次々出てくる。作曲者のアザラシヴィリが歌っているものもありました。

     サンクトぺテルスブルグのチェリストたちの演奏も素晴らしくて、本当にこの曲を何とか自分たちで演奏できないかと切望していたこともありますが、やっぱりホンモノの歌で聴くと味わいは格別なものがあります。

     いくつかあった動画のうち、気に入ったものを貼っておきます。

    ■Eleonora (Elene) Gogolashvili - Dgeebi midian


    ■Liza Bagrationi & Nikoloz Rachveli - "Dgeebi Midian"


    ■Liza bagrationi - dgeebi midian


    ■Tea Natelauri - დღეები მიდიან


    ■ევა საბიაშვილი ,,დღეები კომპ. ვაჟა აზარაშვილი


    ■ნანი ბრეგვაძე - დღეები მიდიან(Nani Bregvadze Dgeebi Midian)


    ■საქართველოს ტ-რ საესტრადო ორკესტრი - დღეები მიდიან (1975)
     Nunu Gabunia Georgian TV/R Variety Orchestra



    ■A. Nikitin's Saint-Petersburg Cello Ensemble. V. Azarashvili "Song Without Words"


     私自身の好みでは、Nani Bregvadze、Nunu Gabuniaの古い歌が一番心に響きます。アレンジもセンチメンタルかつゴージャスでとてもいい。最近の歌手ではジャジーなLiza Bagrationiもいいですが、Tea Natelauriのいかにもという暑苦しい歌がいい。

     件の山田和樹のラジオ、最後だけ聴きましたが、彼は飛行機の機内サービスでこれを聴いて気に入ったらしい。多くの人に広めたいと彼は言い、MCのふかわりょうも遠藤真理もとても気に入っていたようなので、これを機に、山田や私同様、アザラシヴィリのこの曲に興味を持つ人が増えればいいなと思います。そして、まだご存命というアザラシヴィリの他の作品も是非とも聴いてみたいものです。

    <<アザラシヴィリの「無言歌」についてのエントリー>>
    ■珠玉の小品 その4 〜 アザラシヴィリ/無言歌
    ■アザラシヴィリ/無言歌(グルジアの歌)
    ■アザラシヴィリ/無言歌をめぐって

    <<アザラシヴィリのチェロ協奏曲についてのエントリー>>
    ■Cello Fiesta ! 〜 クレメラータ・バルティカ
    ■【ディスク 感想】アザラシヴィリ/チェロ協奏曲(1978) 〜 マキシミリアン・ホルヌング(Vc)アントネッロ・マナコルダ指揮ポツダム・カンマーアカデミー

    スポンサーサイト

    2018.07.19 Thursday

    0
      コメント
      米良美一さんが4月に発売する20周年記念アルバムに収録されます。
      歌つきを探しててここに、たどりつきました。ありがとうございます。
      • by moemoet
      • 2017/01/28 8:01 PM
      コメントする
      トラックバック
      この記事のトラックバックURL