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曲目解説のようなもの メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64

・フェリックス・メンデルスゾーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨年秋、家人が参加しているアマチュア・オケの定期演奏会で、団員さんからの依頼でプログラムに曲目解説みたいなものを書きました(当然、無報酬)。


私自身、そのオケの身内という意識もありますので、家人始め団員さんと、演奏会を聴きに来るお客さんに、ちょっとでも喜んでもらえるもの、そして、アマチュアにしか書けないものを書こうと、頑張って書きました。ふざけた文章を書くなと、真面目な方からお叱りを受けるかもしれません。最終的に出来上がったのが結局はこんな程度のものなのですから返す言葉もありません。もっといい文章書きたいなと切実に思います。でも、本人は至って真面目に、死ぬほど真剣に、そして、楽しんで書きました。演奏会後、ちょっとだけ反響も頂きました。私自身のささやかな思い出を保存するために、ブログにUpしておきます。

 

 アマチュアの書き手が、アマチュアの団体のために書いた文章を、まったくの個人ブログで掲載するのは、たぶん問題ないということで。それにこの程度の人畜無害な文章で、何かに影響がある訳でもないでしょうし。

 

■メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64

 例えば、街頭インタビューで「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調のどこがお好きですか?」と質問したら、どんな答えが返ってくるでしょうか?「何それおいしいの?」という回答は少なからずあるでしょうが、作曲者の最大の人気曲の一つで、「三(または四)大ヴァイオリン協奏曲」の一翼を担う名作ゆえ、有効回答もいくつかあるはずと想像してみました。

 

□全体
「旋律がきれいで、長すぎず短すぎず、起伏に富んでて集中して聴けるところ」

 

□冒頭の旋律
「前奏もそこそこに単刀直入にヴァイオリンが哀切な旋律を弾くでしょ、あれでグッと引き込まれちゃう!」

「あの旋律のどことなく演歌っぽいところ、何となく血が騒ぐんですよね」

「昔、インスタントコーヒーのCMで使われてたので、聴いてるとコーヒー飲みたくなる。名曲喫茶とかで聴くと浸れる」

 

□第1楽章
「暗くて情熱的なところがベートーヴェンっぽくてカッコいい」

「第2主題の優しさも胸に沁みる」

「カデンツァも自作しちゃうって、作曲者は他人を信用してないのかも。でも、これだけかっこいいの書かれると許せる」

 

□第1楽章と第2楽章の間
「第1楽章が終わってファゴットが一人だけ音を伸ばして吹くでしょ、あれ聴くと一人だけ残業してる時の孤独感を思い出して涙ぐんじゃうんだよね」

 

□第2楽章
「心洗われるような美しい主題が好き」

「途中で急に暗いメロディが出て来ますよね。あの陰鬱さが病みつき」

 

□第3楽章
「それまでと打って変わって華麗で軽快な音楽、聴いてて気分が晴れやかになるから好き」

「華麗で軽快な音楽、それまでの愁いに満ちた音楽は一体何だったの?と小一時間問い詰めたくなるけど、裏切られた感が好きすぎて震える」

 

□その他
「この曲聴き終わると、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲聴きたくなるの何でだろー?」(筆者注:CDではチャイコフスキーとカップリングされることが多い)

「メンデルスゾーンなら二短調のヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲2曲も名曲。この曲だけメンコンと呼ぶのはいかがなものか?」

 

 演奏会をお聴き下さった皆様からは、終演後、どんな回答を頂けるでしょうか?

 

−楽曲メモ−
作曲:1844年 初演:1845年3月13日 ライプツィッヒ 演奏時間:約30分
第1楽章:アレグロ・モルト・アパッシオナート ホ短調

第2楽章:アンダンテ ハ長調

第3楽章 アレグレット・ノン・トロッポ ホ短調 〜 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ ホ長調

(あわちゃん)

 

 

 ちなみに、私自身、この曲で一番好きなのは、第2楽章中間部分で、次いで第1楽章の第2主題です。要するに陰気な音楽が好きなんだなと思います。第3楽章は、バーンスタインのオペラ「静かな場所」でソプラノが歌う箇所が好きです。

 

 演奏は、最初に聴いたのはグリュミオーとハイティンクのLPでした。フィリップスの廉価盤で、CDでも買い直しましたが、いい演奏だなあと思います。でも、今のところ、一番好きな演奏と言えば、やっぱりこれでしょうかねえ。

 

【ディスク 感想】メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲集 〜 アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)ユロフスキ指揮エイジ・オヴ・エンライトメント管

 

 


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  • 2017.05.23 Tuesday
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