シュールホフ/ソナタ・エロティカ 聴き比べ 三たび(閲覧注意)

2019.02.08 Friday

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    ・Martha Burns

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     YouTubeを徘徊していたら、シュールホフの「ソナタ・エロティカ」の新しい動画をいくつか見つけました。私はこれまで二度にわたって拙ブログで「聴き比べ」をしてきましたが、これはもう定期的に続けなさい、そしてそれをお前のライフワークとせよという天からのお告げだと勝手に合点して、三回目の「聴き比べ」をしたいと思います。

     

     まず、最初にお断りしておきますが、ここに挙げた動画は性的な内容を含むので閲覧注意です。画像以上に音声がとても恥ずかしいので、ご覧になる場合はくれぐれも気をつけてください。間違っても電車の中で音が漏れませんように。

     

     まずトップバッターは、この曲(?)の世界初演、世界初録音での「創唱者」であるオランダの女優Loes Luca のもの。しかも1993年の世界初演の翌年の6月にユトレヒトでおこなわれた、オール・シュールホフ・プログラムの演奏会(!!)における世界で二度目の実演での模様。世界初録音CDでも演奏していたエボニー・バンドのチャネルにある動画。

     

     あくまでこれは楽譜に書いてあることに忠実にやってるんですよ、間違っても私のプライベートとは関係ないですよとアピールするかのような、照れ隠しともとれるほどに大袈裟なパフォーマンスが耳目を引きます。楽章の間、準備体操してからパフォーマンスを始めるあたりも、ウケ狙いの意図がかなり見えます。第3楽章の放尿シーンも、悲壮感も、こちらがいたたまれなくなるような恥じらいなど全然感じられず、あっけらかんとしたもの。

     

     でも、そのあっけらかんとした明るい運びはほとんど喜劇になってますが、人生肯定的なユーモアがあって気持ちいい。まだ若かったルカの輝きに満ちた表情も魅力的だし、後ろのオケの人たちがニヤニヤして聴いているのも微笑ましい。客席では時折大きな笑い声も起こっている。

     

     そんなこんなで、この曲が強制収容所で非業の死を遂げた作曲家の音楽であるということをまったく感じさせない、愉しいパフォーマンスになっている。ただ、すべてにおいてあまりにオーバーすぎて、私は同じルカのパフォーマンスでもCDの方を好みますが、しかしこの曲の演奏史の最初に位置する貴重なものであることは間違いありません。よくぞこの動画を公開してくれたとお礼が言いたい。

     

     

     こちらはMartha Burnsのバージョン。2016年カナダのトロントで収録された、ArtOfTimeEnsambleの動画。

     

     

     艶めかしい吐息を駆使した色気たっぷりの声に参ってしまいます。第2楽章の徐々にヴォルテージを上げていき、頂点に達するあたりの切羽詰まった表現も迫真の演技。楽章の間もきちんと間合いをとり、楽章間のコントラストを大きくとっています。

     

     面白いのは、第2楽章から第3楽章へと移るプロセスで、できるだけ自然なストーリーをもたせようとしているらしい点。何を言っているか分からないのですが、いったん舞台を去りかけたものの、忘れ物を思い出してトイレに駆け込むというような展開。これはこれで面白いと思います。

     

     

     次はFrauke Aulbertによるパフォーマンス。ケルンで開かれたFRAU MUSICA NOVA での模様。

     

     

     こちらはあまりセンセーショナルなことをせずに淡々と進めているようです。こちらも、第2楽章から第3楽章への移行をスムーズにするための「演出」がありますが、前二者のパフォーマンスに比べると随分と大人しい印象。客席の聴衆のうち、演者に背を向けて聴いている人が複数いるのはなんか変です。どういうシチュエーションでおこなわれたのでしょうか。

     

     最後は一部だけですが、 ソプラノのLiesbeth Devosが演奏したもの。ヘット・コレフティーフの2018年の演奏会のライヴだと思います。

     

     

     エロさということでは、恐らくこれらの中で群を抜いていると思います。ベッドに寝そべって喘ぎ声を発し、つま先をぴーんと張るようなところ。全部見たいものです。

     

     想定通り「だからどうした」としかいいようのない記事になってしまいました。「なんでもねえよ」とでも応えるしかないでしょうか。どれもシュールホフが思い描いた新しい世界とどれくらい一致しているのか分かりませんが、挑戦する人が増えているところからすると人気も出ているのでしょう。となると、近い将来、これを生で体験できるでしょうか?

     

     おしまい。

     

     

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    nicht, nicht doch, ah, Du!
    bitte, nicht doch, sei doch lieb!
    Du...ah...

    .
    ah..., Du...
    nicht so wild!
    ah, Du, ja, Du,

    tiefer schneller
    ah...ooh!

    .
    Was hast Du denn nun da gemacht?
    hast Du mich denn auch wirklich lieb,
    Du, sag doch!
    Du...
    Komm, lass uns wieder vernunftig sein!

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    2019.02.19 Tuesday

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