気になる演奏家 その21 〜 ヌリア・リアル(S)

2011.06.08 Wednesday

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    ・ヌリア・リアル(S)









     最近、ハマっているものがあります。

     それは、音楽です。

     さんざん音楽ネタのブログ書いてるのにお前はアホかと言われそうですが、今の私の偽らざる思いです。音楽を聴くのが面白くて仕方がない。

     聴き方が深まったとか、音楽が分かるようになったという実感はありませんが、ただただ音楽を聴くのが以前にも増して楽しい。

     いくつかの要因があると思いますが、一つは聴く音楽のレパートリーが増えたことでしょうか。具体的に言えば、バッハ以前のいわゆる古楽。まだ余りブログには感想を書いていませんが、最近は、これまで聴いてこなかったヘンデルやテレマンを聴いたり、ヨーロッパ各国のルネッサンス期の音楽を聴いたりして、その尽きせぬ楽しさを日夜噛みしめているところです。

     そんな最近の私の遅ればせながらの「古楽ブーム」の中で、株急上昇のアーティストがいます。

     スペイン生れのソプラノ歌手、ヌリア・リアルです。ここ数年、ドイツ・ハルモニア・ムンディから出たハイドンやヘンデルの声楽曲のCDの存在は知っていて、ジャケット写真の可憐な容姿(デビュー当時のメジューエワにもちょっと似ているか?)には惹かれつつ、レパートリーが当時の私の好みではなかったので買うこともありませんでした。

    ・ヘンデル/ドイツ語によるアリア集
    ・ハイドン/アリア集


     ところが、私の嗜好の変遷に伴って、彼女の歌うレパートリーも私の射程圏内に入って来て、この可憐な容姿のソプラノ歌手の歌を是非聴いてみたいと思うようになってきました。そこに何とも絶妙のタイミングで発売されたのが、Glossaレーベルのポートレート・シリーズ(一人のアーティストに焦点を当てた2枚組アルバム)第一弾として発売された「スパニッシュ・アルバム」。録音自体は1999年から2004年になされた旧譜のコンピレーションですが、ギター奏者のホセ・ミゲル・モレーノと、エミリオ・モレーノのヴァイオリンと指揮エル・コンチェルト・イスパニョールによる、ルネッサンス時代からバロック時代にかけてのスペイン古楽が収録されています。

    ・スパニッシュ・アルバム
     ヌリア・リアル(S)ホセ・ミゲル・モレーノ(g)他(Glossa)
     →詳細はコチラ(HMV/Tower)




     聴いてみて、もう私は一発でやられてしまいました。

     何と透明で美しい声。何と優しい歌。もう一目ぼれ、一耳ぼれ状態。完全降伏。

     ということで私は彼女のにわかファンになることに心を決め、手当たり次第にCDを買い漁り始めました。ヘンデルのアルバムが4枚(オペラアリア、ドイツ語アリア、イタリア語カンタータ、デュエット集)、ハイドンのアリア集、バッハの結婚カンタータ、そして「アヴェ・マリア」と題されたバロックの声楽曲集。

     まだ全部聴けていないのですが、どれを聴いても彼女のそれはそれは美しい歌に聴きほれてしまいます。テレビに私の贔屓の女優さんが出ていると私は目尻を下げて、それはそれはだらしない顔をしてボケーッと見ているのだと家族から指摘されるのですが、多分、彼女の歌を聴いていても同じように、アホ面で、この美しい女性の歌をデレデレと聴いているに違いありません。ヘンデルでもハイドンでも、ルネッサンスやバロックのマイナーな曲でも何でも、美しい彼女の声が聴けるだけで幸せ、そして、聴いているうちに、これまで余り関心のなかったヘンデルの声楽曲にも俄然興味が出てきます。

     日頃の雑事に疲れ、なかなか進まぬ震災からの復興に苛立ち、終わりの見えない原発事故に気分が沈み、そしてこの期に及んで政争を繰り返す政治家たちの姿にがっくり来て、いい加減ヨレヨレになってしまった私の心が、彼女の歌を聴くと見る見る活力を取り戻す。彼女の歌は、私の血管のつまりを直し、ドロドロの血がサラサラにしてくれるような作用をしてくれています。

     彼女の参加しているアルバムでは、今をときめくジャルスキーも参加したラルペッジャータの数枚のCDがあります。これらも入手して彼女の歌をもっと聴きたいと思います。

     是非彼女の歌をナマで聴きたいです。既に2006年の熱狂の日には来日しているそうで、Mirareにも録音があるのでルネ・マルタンのお眼鏡にかなった実力者だということなのでしょう。是非、また日本に来て、できることなら小さいホールで歌って欲しい。私は何が何でも聴きたい。彼女は、私の女神さまですから。

    ・Balázs Elemér Group & Núria Rial - Early Music promo video 



    ・Philippe Jaroussky Nuria Rial Lumi,Potete Piangere Giovanni Legr

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    2018.10.21 Sunday

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      コメント
      はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。ご紹介の方も非常に美しい声の持ち主ですね。美人ですし! 美人歌手がらみでモイカ・エルトマンはもうご存知でしょうか?ルックス的にはかなり高いかと思います。 
      • by masa
      • 2011/06/08 8:08 PM
      masaさん、初めまして。コメントありがとうございます。

      そうでしょう、声も容姿も美しくて私はすっかり大ファンです。

      エイトマンは、先ごろでたゲアハーヘルとのヴォルフのイタリア歌曲集が、CDショップでかかっていてとても気に入ったのですが、まだ買ってません。とても清楚な声を持った美人ですね。いつか聴いてみたいです。
      ヌリア・リアルのファンでググってこのページに辿り着きました。私は昨年末から正にブログ主様状態でリアル熱に罹っています。このページのアップ年月を見ると2011年6月とありますから、遅れること2年半ですね。彼女の歌っているCD・DVDはほぼ全て揃えました。オンブラマイフの録音が無かったり、フィガロの結婚ならスザンナを歌って欲しかったなど、レコード会社は何やってるんだとの思い大です。DVDではPAL方式で日本では売ってませんが、バッハのカンタータ(3曲)のが最高でした。太って声が変わってしまう前に、是非生で聴きたいですね。
      • by houki
      • 2014/01/07 9:24 AM
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