【珠玉の小品(31)】最近見つけた動画から(1)

2011.10.26 Wednesday

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    ・アンドリス・ネルソンス(指揮)





      このブログでは、「珠玉の小品」というカテゴリーのエントリーをいくつか書いて来ました。とても有名な曲についても書いていますが、中には余り一般的 には知られていない曲もあります。私自身、飽くまでこのブログは自己満足のために書いていて、他の人に「おすすめ」など私にはしないというスタンスでいる のですが、やはり自分の好きな曲を誰か一人でも聴いてもらって「この曲いいね!」と言ってもらえると嬉しいという気持ちもどこかにあります。

      なので、毎回、本当なら「ほら、この曲いいでしょ?」とばかりに動画を貼り付けたいところなのですが、ブログを書き始めた当初は、今ほど動画サイトが充実 しておらず、しかも曲がマイナーなだけに全然動画ファイルが見つからず、仕方なく試聴サイトにリンクを貼るか、下手くそな文章を書き連ねることで曲の良さ を表現しようとしていました。

     しかし、時代は進み、かなりマイナーな曲でも、YouTubeで検索すれば、私がブログで取り上げた演 奏、あるいはその他の良い演奏、貴重な演奏の動画が簡単に見つかるようになりました。そこで、今回は、これまで挙げて来た「珠玉の小品」の中で、印象的な 動画が見つかったものを貼り付けていこうと思います。

    (1)メディンズ/アリア 〜 ネルソンス指揮バーミンガム市響(Live)

     
     CDではまだパパ・ヤルヴィのものしか知りません(私の偏愛する演奏!)が、若手のネルソンスが手兵のバーミンガムを率いてラトヴィアに遠征した時のビデ オがありました。これもとてもしなやかな歌が魅力的な演奏です。特にクライマックスの後、ガクッとテンポを落として静かにメインテーマを歌うあたりの余情 たっぷりの演奏には泣けます。これ、一度ナマで聴いてみたいです。


    (4)アザラシヴィリ/無言歌 〜 サンクト・ペテルブルク・チェロ・アンサンブル


     本ブログでは何度もしつこくとりあげて来た曲ですが、この曲を私が知るきっかけになったサンクト・ペテルスブルグ・チェロ・アンサンブルの新しいライヴ動画がありました。正直、演奏は荒っぽく、下品ですが、何せこの曲が好きな私にはたまらないです。

    (10)フェルナンデス/バトゥーケ 〜 ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース管(Live)


     バーンスタインの名演で知った曲ですが、今をときめくドゥダメルの指揮した動画がありました。お約束通りの熱い演奏。

    (15)ルイス/ロサ・ムンディ 〜 Plano West Chamber Orchestra(ライヴ)



     これまたこんな曲まで動画があるとは!とびっくり。この曲は、ネットラジオOttavaでは定番のライト・ミュージック、とろけそうに甘い旋律がたまらないのですが、これは機会があったら弦楽オケで弾いてみたいです。

    (16)シュターミッツ/チェロ協奏曲第1番第2楽章 〜 エリクソン(Vc)

     
     この曲もOttava経由で知った曲ですが、古今東西のチェロ協奏曲の緩徐楽章の中でも、特に好きな曲です。個人的な思い出もあって、私の中ではとても大切な曲。これもナマで聴いてみたいですし、ちょっと自分でも弾いてみたい気がします。
     
    (26)テオドラキス/汽車は八時に出る 〜 バルツァ(Vo)グルダ(P)

     
     なんとバルツァとグルダの共演によるテオドラキス!!びっくりしました。素晴らしいです。言葉がありません。バックにいるオケはコンマスの顔を見るとミュンヘン・フィルのようです。

     私自身は、重厚長大な大曲も好きですが、美しい小品には目がないので、これからも探求を続けて行きたいと思います。

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