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2019.08.15 Thursday

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    気になる演奏家 その5 〜 エリアフ・インバル(指揮)

    2008.05.20 Tuesday

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      ・マーラー/交響曲第6番イ短調「悲劇的」
       エリアフ・インバル指揮東京都響(FONTEC)



       今日、インバル指揮東京都響のマーラーの6番のディスクを買って来ました。彼の都響のプリンシパル・コンダクター(首席指揮者?)への就任が決まった直後、昨年12月来日時の定期演奏会ライヴで、当日はチケットは完売、聴衆の評判も上々だったのは記憶に新しいところです。これから聴くのが楽しみです。

       さて、私はインバルの20年来の大ファンで、現役指揮者中、私にとっては最も身近で大好きな指揮者の一人です。ナマは今まで30回以上聴きましたし、彼のディスクもかなり持っています。

       私は、彼の非常に集中力の高い演奏が好きで、特に熱く激しい音楽への踏み込みと、冷徹とさえいえる冷静で知的な分析とが高い次元でバランスをとっているようなマーラーのナマ演奏には、いつも感動してしまいます。特に10番のクック版のCDは、10番の補筆版にとどまらず、私が聴いたあらゆるマーラーのディスク中でも最も大切なものの一つです。(1997年の都響とのライヴも良かった)他にも、新ウィーン楽派の作曲家の作品、ブルックナー、ベルリオーズ、ショスタコなどでも好きな演奏はたくさんあります。

       そのインバルのことが今、私はとても気になっています。

       このところの彼のレパートリー、狭すぎやしませんか?
       日本に来ればほとんどがマーラー。ベルリンなどでも相変わらずマーラー、ブルックナー、ショスタコあたりの曲ばかりやっているようです。

       いくらインバル・ファンの私でさえも、彼の最近の演奏会のプログラムを見ると、「ああ、またマーラーか」と思ってしまうのです。なるほどインバルのマーラーはいつだって聴きものに違いないですし、かく言う私も昨年のフィルハーモニア管とのマーラー連続演奏会にも足を運びました。そして何より、今日こうして彼のマーラーの新譜を嬉々として買ってきてはいるのですが、でも・・・。

       私は、彼が今やっておくべき曲、他にもっとあるんじゃないかと思ってしまうのです。例えば、数年前に発売されたアイスラーの「ドイツ交響曲」なんて、インバルにしかできない激烈な音楽を聴かせてくれましたし、他に彼の音楽性に合った音楽はあるんじゃないかという気がします。彼のもっと新しい側面を見たいと思ってしまいます。

       例えば、私が彼の指揮で聴きたい曲を挙げてみます。まったくごく個人的な願望に過ぎませんが。

       ・ハンス・ロット/交響曲第1番
       ・ドビュッシー/「海」、歌劇「ペレアスとメリザンド」
       ・ブロッホ/交響曲嬰ハ短調
       ・ニールセン/交響曲第5番
       ・オネゲル/交響曲どれか
       ・プロコフィエフ/交響曲どれか(特に2〜4,6番)、バレエ「ロメオとジュリエット」
       ・ベルク/「ヴォツェック」「ルル」
       ・シェーンベルク/「モーゼとアロン」
       ・メシアン/トゥランガリラ交響曲、キリストの昇天など
       
       それから、やはり何と言ってもベートーヴェンでしょうか。インバル指揮のベートーヴェン・チクルスなんて、全然想像つかなくて「怖いもの見たさ」で聴いてみたいです。あるいは、彼がバッハの「マタイ」を振る姿なんてのも見てみたいかもしれません。

       都響とは「コンパクトな契約なのでサインした」と語るインバル、都響への登場回数はあまり多くないようですが、申し訳ないけれども得意のマーラーはちょっとの間封印してもらって、東京(とプラハ)で今までないほど大暴れして一花咲かせてほしいと切に願います。マーラーは、体が動かなくなる直前に総決算として聴かせてくれればいい、なんていうのはインバル・ファンとしては暴言でしょうか・・・・。